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いつも演衆やむなしを応援してくださっている皆様へ

今回の新型コロナウイルス感染拡大により、大変な毎日をお過ごしのことと存じます。
私たち演衆やむなしも、現在、次回公演へ向けての稽古を休止しています。
「人と人がひとつの場所に集まり、言葉を交わし、そこから生でこぼれ落ちてくるものを掬い上げて積み重ねていく」という演劇の大切な稽古が今はできません。
まさにやむなしな状況で、稽古場に行けないということは、これほど寄る辺ないものなのだなとしみじみ感じています。
これは、今、すべての演劇人が感じていることでもあるのだろうと思います。

このコロナ禍の中で、私たち演劇に携わるものができることは何かと自問しますが、なかなか答えはでません。今何より大切なのはまず「生きること」です。
だとすると、私たち演劇人が最低でもやらなければならないのは、まず何とか生き延びて、そして、その間に演劇の灯を消さないこと。収束したら、再び、この灯を明々とともす準備をすることです。

今後、この世界は大きく変わっていくのかもしれません。社会も家庭も、何より人の心も。
私たちはその動きをしっかり見つめ、しっかり聴き、自分の心に問いかけ、考え、悩み、咀嚼して、呻吟しながら出した答えを次の芝居に落とし込みます。必ず、します。

皆様におかれましては、今は演劇などという余裕はないかも知れません。
でも、落ち着いたら思い出してください。
皆様がお客様として、あるいはご支援者として、私たちと一緒に作り上げてくださった、あの芝居の数々を思い出してください。

私たちはそれまで、演劇の灯を小さなランタンに入れて、止むことなく守ります。

だから、今はかなわなくとも、
必ず、また、
「劇場でお会いしましょう」

2020年4月30日
演衆やむなし
共同代表 内田博子&三上光代

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About

2014年、惜しまれながらも50年の歴史に幕を閉じた福井の老舗劇団「劇団福井青年劇場」。翌年2月、同劇団の団員だった岩堀ゆかよ、内田博子、倉橋和代、酒井和美、酒井晴美、三上光代の6名が再結集し「演衆やむなし」を旗揚げしました。
「どんな状況も潔く受け止め、決して演劇をやめることはない」という演劇への果てぬ思いが名前の由来です。現在、役者10名、スタッフ3名が在籍、昼間はそれぞれ全く異なる業種で働き、平日夜や週末を演劇活動に費やすことで、5ヶ月〜9ヶ月に1本のペースで作品を発表しています。上演活動と並行して、ワークショップや朗読会、福井県内の公演情報を発信する活動等も行っています。

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